●厳密に病因を見極めるためには、24時間排尿記録と就寝前、起床時尿比重、起床時尿成分参考にします。また医療機関では尿検査、血液検査、超音波検査、尿流検査なども必要に応じて行われます。

●夜尿症は下部尿路症状の有無による病型分類(国際病型分類)夜尿症の病因(夜間尿量、膀胱容量)による病型分類がありますが、夜尿症に対する考え方の違いで、基本的な治療には違いはありません。病因に基づく病型分類では夜間多尿のみられるもの(多尿型)、膀胱容量の低下がみられるもの(膀胱型)、両者がみられるもの(混合型)、いずれも問題ないもの(正常型)があります。尿失禁など昼間に症状のある夜尿症は膀胱型、混合型でみられ重症型と考えます。

●これまでの私どものクリニックの患者を分類してみると多尿型が20%、膀胱型が50%、混合型が20%、正常型が10%で、膀胱型、混合型の約30%に尿失禁(下部尿路症状すべてを含めると約50%)を伴っていました。